-音商標出願2015年6件から2019年44件へ約7.3倍増加-
特許庁(庁長ボク・ウォンズ)は、テレビ番組のCMなどに使われる音階やリズム感、流行語などを知的財産権として保護できる音商標の出願件数が2015年の6件から2019年の44件に約7.3倍に増加したと発表した。
<ここ5年間の音商標の出願推移>
このような変化は、多様なメディアを通じてマーケティングを追求するようになったことにより、視覚的な効果を有する一般の文字商標や図形商標だけでなく消費者等の聴覚、嗅覚など五感を刺激する非典型商標の重要度が次第に高まっていることを示す。
現在、韓国で登録された音商標の代表的な例は、サムスン電子株式会社のスマートフォンに使用されるメロディー、株式会社カカオのメッセージ通知音などがあり、それ以外にも有名芸人の流行語が広告業、芸能人サービス業等に音商標として登録されている。
韓国特許庁のムン・サンソップ商標デザイン審査局長は、「韓国企業が文字やロゴなどの視覚商標だけでなく、音商標、におい商標などを積極的に活用し、企業独自のアイデンティティを強化していけば、国内競争力の確保はもちろん、グローバル市場でも大きな助けになる」と述べた。
また、音商標は、広告などで継続的に使用した結果、一般消費者が特定の人の商品に関する出所表示として認識するほど広く知られるているか、または識別力のある特定の単語の発音を音で表現した場合のように、それ自体が識別力を有すると認められる場合に登録することができる。
韓国特許庁2020.5.4.報道より